2021年1月22日金曜日

ヨガでハッとした言葉。



去年の夏、友人に誘われて地元の少人数のヨガクラスに参加しました。
元々ヨガは家でやっていたり本を読んだりしていたのですが、
体幹を鍛えるためとストレッチの一環くらいの存在でそこまで詳しくありませんでした。

まずはお試しで参加したのですが、講師の方は世界各国で
様々な人とヨガを行ってきた面白い経歴を持った女性で、
レッスン中も思っていたヨガの雰囲気とは全く違ってすごく新鮮でした。
ヨガ哲学をかみ砕いて初心者でも面白おかしい可愛らしい言葉で納得させてくれる、
そんな素敵な先生で尊敬しています。



当初想像していたのは若い女性も無理なく行えるような穏やかなヨガだったのですが、
実際はかなりストイックで体勢的にもきついポーズの連続!
比較的簡単な30分のレッスンでも疲れすぎて体中がガクガクになります。

ですが決して顔をゆがめず、歯の食いしばりを緩めて
微笑みながら呼吸を常に意識する…
プルプルになりがながらも必死で"余裕の笑み"を浮かべます。

呼吸と共に段階を踏まえてポーズを取っていくと、
最初に比べて大きく可動域が広がっているのを感じ、
きついポーズも段々と気持ちよくなっていきました。
それ以来、きついけれどもすごくスッキリする私の特別な時間となりました。


今回書きたいのは毎回授業の中で聞く言葉たちです。
いつも胸に残って、日常の私にも大きな影響を与えてくれました。
それらを今回3つ、ご紹介したいと思います。


・できなくても決して自分を否定しない

・ありのままの自分を受け入れる


これは、人よりうまくポーズが取れなくても、体がいつもよりも伸びなくても
それをダメだと思わないでね、という意味合いです。
今日はたまたまここまで伸びるというだけなんだなぁと自分を観察するイメージです。
出来ないことに注目して心を乱すとバランスも乱れます。

心の落ち着きは表情や行動としてきちんと表れます。
鑑定の中でよく「一旦気持ちが落ち着いてから、それから行動してみてくださいね」
と告げるのはこれと同じです。あわあわしながら急いで動くと失敗しがちです。

できなくても自分を否定しない…それを聞いた時に、
「毎回きちんと出来なければならない」「出来て当たり前」と思いこんで
少しでも調子が悪かったり失敗すると「今日の自分はだめだ…」
と自分にプレッシャーを与えていた自分に気が付いてハッとしました。
以前は苦手意識を持つと毎回「次もうまくできないかもしれない」
という予感に駆られていました。
ですが、「今日の自分はここまでなのね~と」穏やかに自分を眺めるようになると、
「次は出来るといいな」といつの間にか明るい視点に変わっていました。

しかし、ダメな状況を受け入れたからといって途中で諦めることや
気を抜いて楽をする事は決して許してくれません。
自分の出来る限りでしっかり頑張り続けるよう明るく励ましてくれます。
辛くても楽しみましょう!という言葉と共にこのフレーズが飛び込んできます。

・プルプルも楽しんで!プルプルしてるな~と状況を面白がってください!!


きつい体勢の連続で筋肉も限界。今すぐ体を楽にしたい…汗と一緒に涙も出てきそう…
ですが、きつい苦しい辛い…という目線から「プルプルしてる~笑」
と自分を眺め面白がる視点になると、急に辛さの体感が変わります。
状況としては全く変わらないのに、不思議と耐えられるようになるんです。

日常にも言えることで、中には何をしてもうまくいかない日や
人より劣っていると思ってしまって欠点ばかり気にしてしまう事…
誰でも時々ありますよね。

ですがそんな時にこれらの言葉を思い出すと私はとても気が楽になります。
自分に知らずに課していたプレッシャーや、こうあるべきという固定概念に気付き、
「そんな時もあるよね~」自分を責めなくなったら日常のストレスが減りました。
逆に絶好調の時も「たまたま今日は絶好調なんだな」と謙虚なままでいられます。

面倒だと思う事も「嫌だ嫌だ」と気持ちを暗くしながら向かうのではなく
「わ~これは大変だよね~そりゃ嫌だよね~!」と自分の気持ちを眺め、
肯定して、時には面白がるようになると不思議と、いっちょ立ち向かってやるか!
とすんなり一歩踏み出せる事が多くなりました。

ヨガの教えでも色々胸に響く面白い言葉はあるのですが、それはまた今度。

目線を変えてストレスをうまくいなす、
ユニークで優しいそんな言葉を今日は紹介させて頂きました。

自分を否定せず追い込まず、どんな状況も穏やかに受け止めて
プルプル(辛いこと)も余裕の表情で面白がってやりましょう!

今日も筋肉痛のsuiでした。

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